を策定するにあたり,今後における障がい者施策の推進に必要な基
礎資料を得る目的で実施しました。
2 調査方法等
(1)調査の対象者
① 障がいのある人
ア 身体障がい
身体障害者更生指導台帳から障がいの種別や年齢などを考
慮しながら,無作為に抽出しました。
イ 知的障がい
知的障害者指導台帳から障がいの種別や年齢などを考慮し
ながら,無作為に抽出しました。
ウ 精神障がい
精神障害者保健福祉手帳受給者から障がいの程度や年齢な
どを考慮しながら,無作為に抽出しました。
エ 難病患者
特定医療費(指定難病)医療受給者証の受給者から,年齢
などを考慮しながら無作為に抽出しました。
② 前記のアからエにより抽出された方の家族や介護人
(2)調査の期間
① 調査の基準日
平成 27 年7月1日現在
② 調査の時期
平成 27 年7月 10 日から平成 27 年7月 31 日
(3)調査方法
① 調査票の配付および回収の方法
調査票は,郵送により配付しましたが,視覚障がい者には,
拡大版の調査票を送付し,希望する方には点字版または録音版
の調査票を送付する旨の案内(点字版)を同封しました。
調査票の回答については,プライバシー保護の観点から無記
名による記入とし,返信用封筒を同封して郵送により回収しま
した。
② 調査票の記入
障がいのある人用の調査票は,原則として本人が記入するこ
ととしましたが,対象者の障がいの状況や年齢などにより記入
ができない場合は,家族などの代筆としました。なお,代筆す
る際には,調査票に本人との関係について明記することとしま
した。
3 集計の方法
調査票の各設問については,設問に回答がない場合は「無回答」
として集計し,回答の不要な設問に回答した場合は,集計対象から
除外しました。
4 回収の結果
障がい別の集計結果は,以下のとおりです。
(単位:人,%) 総数 対象者数 回答者数 回答率
身体障がい児・者
13,4 88
70 0
267 38.1
知的障がい児・者 2,615 1,360 520 38.2 精神障がい児・者 2,410 1,250 490 39.2
難病患 者 1,861 820 286 34.9
合 計 20,374 4,130 1,563 37.8
※ 障がい者の総数は,平成27年4月1日現在
(1)障がいのある人
① 年齢
Object 3
Object 5
Object 7
Object 9
② 性別
Object 11 Object 13
Object 15
Object 17
③ 障がいの程度など
ア 身体障害者手帳の等級
Object 20
Object 23
Object 25
Object 27
イ 身体障害者手帳の障がいの種類
Object 30
ウ 療育手帳の障がいの程度
Object 32 Object 34
Object 36
Object 38
エ 精神障害者保健福祉手帳の等級
Object 40
Object 44
Object 46
オ 難病による特定医療費 ( 指定難病 ) 医療受給者証
Object 48
Object 50
(2) 家族・介護人
① 障がいのある方との関係
Object 52
Object 54
Object 56
Object 60
Object 62
Object 64
Object 66
③ 介護者の年齢
Object 68
Object 70
Object 73 Object 76
6 調査項目
(1)障がいのある人
分 類 項 目
基本属性 ○障がいのある人の年齢・性別・障がいなどが発生した時期
○手帳の種類および受給者証,障がいの種類
○障がいの等級,疾病名
〇手帳や受給者証の交付時期,または障がいの診断時期
○身体障害者手帳の障がいの種類,等級,その原因 日常生活 ○一緒に暮らしている人
○日常生活動作( ADL)と手段的日常生活動作( IADL ) ・支援の必要性
・主な介護者 ・介護者の健康状態 ・介護者の年齢
○住まい
・現在の暮らしている場所 ・不便な場所の有無とその場所 ・改修の有無
・改修の予定
・将来暮らしたい場所
○日中の過ごし方
〈就学前の人〉
・日中過ごしている場所
・療育,教育内容の満足度 ・満足していない理由
〈就学年齢の人〉
・日中過ごしている場所 ・放課後過ごしている場所
・学校生活での心配ごとや悩んでいること ・卒業後の将来の進路
〈学校卒業後の人〉 ・日中過ごしている場所
分 類 項 目
社会参加 ○外出
・通院,通所,通勤,通学以外の外出の頻度
・外出時の介護者の有無と外出手段
・外出時に困っていること
・不便と感じたところ
・通院のための外出の頻度
・通院時の介護者の有無と外出手段
・通院時に困っていること
相談機関 ○相談ごと
・現在や今後においての心配や不安
・難病の病気についての心配や不安(難病の人対象) ・気軽に相談できる相手や機関の有無
・相談相手や相談機関
・相談相手や相談機関への希望 雇用・就労 ○仕事
・就労の有無 ・雇用形態 ・勤め先の種類 ・週あたりの勤務時間 ・職種
・就労期間
・月あたり就労実日数と収入 ・仕事への満足度
・満足していない理由 ・仕事をしていない理由 ・希望する雇用形態 ・希望する職種
・就労するために必要な環境
分 類 項 目
障がい福祉 サービス
○訪問系サービス ・利用の有無
・利用サービスの量(週あたりの時間数と回数) ・満足度
・満足していない理由 ・利用しない理由 ・今後の利用希望
○短期入所 ・利用の有無 ・利用サービスの量
( 1 年間の利用回数, 1 回の平均利用日数)
・満足度
・満足していない理由
・利用しない理由
・今後の利用希望
○日中活動系サービス ・利用の有無
・利用サービスの量(利用日数と1回の平均利用時間数) ・満足度
・満足していない理由
・利用しない理由
・今後の利用希望
○居住系サービス ・利用の有無
・満足度
・満足していない理由 ・利用しない理由 ・今後の利用希望 介護保険制度
(40歳以上人 )
○介護保険
・要介護認定の申請の有無 ・要介護度
・介護保険制度の利用の有無
分 類 項 目
障がい児通所等 サービス
○障がい児通所等サービス
・利用の有無
・利用サービスの量(利用日数と1回の平均利用時間数) ・満足度
・満足していない理由 ・利用しない理由
その他制度等 ○成年後見制度
○障がい者虐待防止センター
○差別・虐待の防止などに必要だと思うこと
○市や福祉サービスなどの情報入手方法
○事故・災害時の対応
・通報や避難時の対応
・避難場所までの同行者
○各種保健・福祉サービスについて
(2)家族,介護人
分 類 項 目
障がいのある人 の状況
○介護している障がいのある人
・手帳の種類,受給者証,障がいの種類 ・障がいの等級,疾病名
・身体障がいの種類(身体障がいの場合のみ) 家族・介護人の
状況
○障がいのある人との関係
○障がいのある人との同居について
○家族,介護人 ・健康状態 ・年齢 ・就労の有無 相談機関 ○相談ごと
・現在の心配,困っていること
・障がいのある方の将来の生活についての心配や不安 ・気軽に相談できる相手や機関の有無
・相談相手や相談機関
・相談相手や相談機関への希望
将来の住まい ○障がいのある人に将来暮らしてほしい場所